概要

  1. 主 催:  カラマズー会
  2. 日 時:  2022年7月9日(土) 13:00〜17:00
  3. 会 場:  東京都 千代田区 内幸町 2-2-1 日本プレスセンタービル 10F

第一部: 留学セミナー (13:00 ~)

開会 ご挨拶
カラマズー会 会
阿部 仁氏
留学準備
なんでも相談室
阿部 仁氏
パネルディスカッション 阿部 明氏 / WMU
吉本 優太氏 / 慶応義塾大学
幸 颯人氏 / 一橋大学

WMU留学セミナーには、これから留学を控える学生と留学を終えた学生たち総勢15名が参加。司会進行役の阿部会長が自らの経験も交えて、学部留学の本質はアウェーの環境においてトラブルを乗り越えていく過程にある、というメッセージからスタートしました。次に、留学を控えている10名の学生たちが、留学を終えた先輩たちに留学準備や大学の講義、現地での生活などについて質問をしていきます。教科書をすべて読みこなすのは不可能なのでサマリーを中心に読んでいくのがよい、週末も勉強しないと追いつかないくらいのワークロードの中でも自分がリラックスできる運動や休憩をルーチン化するなど、留学経験者でしか語ることのできない留学サバイバルのアドバイスは、具体的かつ学生目線で大変わかりやすかった、とのことでした。これから留学する学生たちにとっては、渡航を前にして抱いていた疑問や不安を解決し、同期や先輩との人脈を構築できる良い機会になりました。

◆留学予定の学生からの質問◇

1.アメリカで就職活動はしていましたか(ボストンキャリアフォーラムへの参加など)?
2.アメリカの大学は勉強が大変と聞きますが、具体的にはどのような点が大変なのでしょうか?
3.冬休みはどのように過ごしていましたか?
4.授業内で発言したいとき、どんなメンタルで挑めばいいですか(英語力が不安)?
5.留学中、成績やテストに対して学生たちはどのくらい熱量をもっているのか?遊びに重点を置くのか、勉学なのか?
6.冬休みの一時帰国はおすすめできますか?(成人式のため)
7.学校がない日は何をしていましたか?
8.海外に荷物はどのようにして送りますか?
9.日本文化(茶道など)をもっと知っていたからよかった、という場面はありましたか?
10.授業は何コマ(何単位)くらい取ればいいですか?

第二部: レセプション (15:00~)

司会
熊谷 ゆり氏

オークショングッズはすべて完売

Video Message from HIGE Director
Dr. Paulo Zagalo-Melo
Opening Remarks
北川 幸彦氏
 
懇談タイム
WMU JAPAN Club 活動報告 阿部 明氏/吉本 優太氏
ゲストご挨拶 Jenny Silver氏
オークション
藤島 俊一氏
新留学生コメント
WMU交換留学生
閉会のご挨拶
阿部 仁氏
集合写真撮影  

第2部のWMU Grand Reunionには、これから留学を控える学生、留学から帰国した学生、そしてWMU留学OBOGの方々など総勢43名が出席しました。

司会進行役の熊谷事務局長から、開会にあたり、本会は新型コロナウイルス感染症の影響により3年ぶりの開催の運びとなり、ウェスタンミシガン大学(WMU)と日本の各協定校の実質的な交換留学の再開、そして2022年は、WMUの最初の日本の協定大学である慶應義塾大学が交流60周年を迎えられたことについて、「再会」と「再開」について紹介がありました。

続いて、本会の開催にあたり、Dr. Paulo Zagalo-Melo(ウェスタンミシガン大学グローバルエディケーションセンター部長)からビデオメッセージが届けられました。同氏からは、日本の各大学との交流再開と慶應義塾大学との交流60周年のお祝いのメッセージが寄せられました。

Opening Remarks では、北川幸彦名誉理事(慶應義塾大学、 1962 年 WMU 留学)から、ご自身の 60 年前の留学とその時の不幸な出来事から始まる WMU による村上由希子スカラシップ制度の設立の経緯、その時代に世話になった方々(望月先生や Norman F.Carver 氏)の追憶を始めとして、広くは明治以降の幅広い日米交流の歴史(カラマズーカレッジに留学経験のある作家、永井荷風の足跡から始まり、伊藤博文と日米関係、戦後の日米交流等々)を背景に、 WMU と日本の大学との交流に多大な貢献をした曽我先生ご夫妻や Covell 教授、 Angles 教授、北川理事と同時代に WMU に留学された上谷達也元会長(慶應義塾大学、 1962 年 WMU 留学)、田中榮治名誉理事(早稲田大学、 1965-66 年フルブライト奨学生として WMU 留学)など、今日までの交流を紡いできた WMU の各位とカラマズー会主要メンバーの功績を称えられました。また、日本と海外との交流の歴史、交流によって生み出される新たな関係性、築かれる個々人の歴史とその大局としてある国家間の歴史・縁について、示唆に富む講話をいただきました。会場内の参加者は、日米学生交換留学の先導的役割を担ってきた北川名誉理事の講話に自身の経験や未来を重ね合わせ、深い尊敬と感動をもって静かに傾聴していました。最後に、コロナによって中断された交流の再開とこれから WMU に留学する若き交換留学生に期待を寄せて、(安倍元首相の前日の不幸な出来事に鑑み)参加者全員で“静かに”杯をあげレセプションがスタートしました (Opening Remarksの全文はこちらをご参照ください)。

レセプションの冒頭では、藤島俊一理事(慶應義塾大学、1971-72年留学)から、毎回恒例のWMU Goods Auctionについて、ピコピコハンマーの賑やかな合図と共にPreviewがありました。

レセプションの後半は、WMU Japan Club Updateとして、WJP2021-22年会長の阿部明さん(WMU在学生)と同2022-23年会長の吉本優太さん(慶應義塾大学、WMU留学中)から、Japan Clubの活動目的や実際これまで行われた活動について、パワーポイント資料に基づき報告がありました。

続いて、WMU卒業生で現在、NHKラジオ「ビジネス英語」で英語ネイティブ講師として日本で活躍されているJenny Silverさんをゲストとしてお招きし、WMUがあるミシガン州カラマズーの自然、気候、大学生活全般、卒業後、来日するきっかけについて、Special Talkをいただきました。会場で生の英語を聞かれた参加者に、『NHKラジオ「ビジネス英語」のすすめ』のTipsが司会者よりありました。

Jenny Silver Time の後は、恒例イベントの「 WMU Goods Auction 」 Time となり、 Auction Master 藤島俊一理事(慶應義塾大学、 1971-72 年 WMU 留学)が WMU Fight Song が流れる中、 24 アイテムの WMU Goods をテンポよくさばき、制限時間( 30 分)内で全て完売となりました。 WMU グローバル教育センターの協力の下、ロゴ入りのTシャツ、バックパック、帽子、傘など多くの WMU Goods のオークションを実施しました。売り上げは、カラマズー会の運営基金として次年度のイベント等で活用させていただきます 。

WMU Goods Auctionで盛り上がったところで、2022年交換留学生代表挨拶として、寺町陽太朗さん(慶應義塾大学)から、当日参加された慶應義塾大学、日本大学、同志社大学、武蔵野大学、立教大学の交換留学生を代表して、WMU留学の抱負が述べられ、OBOGの方々から応援の拍手がありました。

最後に、阿部仁会長よりClosing Remarksとして、WMU Grand Reunion Returns in Tokyo 2022のお礼とカラマズー会の世代を超えてのネットワーク、継続的な発展へのご協力について挨拶があり、参加者集合写真を撮り、無事閉会いたしました。

当日の様子はこちらの映像も併せてご覧ください。

会計報告

収入   ¥384,100
  【内訳】
  会費 ¥230,000  (社会人30名x7,000, 学生10名x2,000, ゲスト4名)
  オークション収入 ¥ 39,200
  ご寄付 ¥114,900
   
支出   ¥206,196
  【内訳】
  備品郵送代 ¥3,116
  名札、備品 ¥2,750
  機材運搬費、備品代 ¥0
  レセプション 御食事代 ¥200,000
  レセプション 振込手数料、雑費 ¥330

余剰金177,904円はカラマズー会運営費に繰入れ、今後の会活動のために活用させていただきます。